茅ヶ崎市サーフィン業組合の
“サーフシティー茅ヶ崎まちづくり提案”

平成19年10月23日
茅ヶ崎市サーフィン業組合 理事長 伏見 康博

現在も、茅ヶ崎館に保管されている木製サーフボードは、1930年ごろの写真に印された木製のサーフボードで、これ以前の情報は日本全国で見たことが無く、茅ヶ崎市は日本のサーフィン発祥の地になります。実際、茅ヶ崎市は発祥の地にふさわしく、毎日多くのサーファーが茅ヶ崎海岸で波乗りを楽しみ、茅ヶ崎はサーフショップ銀座と言われるほどショップの軒数が多く点在し、そんなムードをさらに押し上げるように個性のある商店が増え、相乗効果が働きますます魅力的な様子を見せています。昨今、茅ヶ崎は住んでみたい街ナンバーワンにも上げられるほどの魅力も、サーフィンの街のイメージが先行した結果の現れと言っても過言ではないでしょう。実際サーフィン目的で住宅をここにもとめて移住される方が多く、新築の住宅にはボード置き場や外シャワーが設置されているのを良く見かけ、まさにサーフシティー茅ヶ崎そのものです。その中核組織として、茅ヶ崎市サーフィン業組合がこの街でのサーフィン業の認知度を強めたいと願い、2004年設立され現在38社が加盟しており、以下の様に茅ヶ崎市サーフィン業組合として、まちづくりの一環として提案をさせていただきます。

提案その1:海岸部について

● 昭和30年位の時期に存在した広い砂浜の復活をお願い

● 柳島キャンプ場前面部に良質なサーフィンに適した波の復活をお願い

● トイレ、シャワー、足洗い場の増設をお願い

あこがれの的となる茅ヶ崎市の魅力の中核はまさしく茅ヶ崎海岸に有ります。その海岸部はご存知の通りひどい海岸浸食が進んでいます。その海岸浸食の解決方法として構造物の投入は自然破壊、人命の危険、景観の損ないを進めます。私達サーフィン業組合全員は遠浅の広い砂浜の復活が領土防護、景観、自然保護、豊かなこころの育み、文化を生み出す力、この街の魅力の維持、商業の繁栄にも欠かせない事、なによりサーフィンの出来る波の頻度が上がる事に繋がると確信して止みません。そして、間違いなくこの街にサーフィンがある事で莫大な経済効果を生んでいます。そこで、昭和30年位の時代に存在した広い砂浜の復活を改めて求めます。その時代の広さの砂浜が維持できれば台風などの大規模な被害もほとんど無くなりますし、益々魅力的な海岸になり今よりももっと沢山の人々がここを目指す事でしょう。また、柳島キャンプ場前面部に投入された構造物が、以前の良質な波の存在を多数消滅させた事を踏まえて、その構造物のさらに前面に砂等の投入方法を研究し、柳島キャンプ場前面部に良質なサーフィンに適した波の復活を複数箇所希望します。このような事を重ねて何時か危険な構造物の無い安全な海岸の実現をお願いします。この地茅ヶ崎の海岸部の利用は夏期に限らず一年中地元も外来者も訪れて多様な楽しみ方をされていますので、整った海岸を目指しサービス向上イメージアップにトイレ、シャワー、足洗い場の増設を浜須賀、東海岸、中海岸地区にお願いいたします。

提案その2

● サーフシティー茅ヶ崎宣言のお願い

● 日本のサーフィンの発祥地として、記念碑の設置のお願い

この街の南側地区は他には見られない独特の柔らかなムードをただよらせています。なんともいえないこの風土は別荘文化のなごりと、茅ヶ崎の歴史にも組み込まれた、サーフィンの存在が生み出しております。そこで前出の解説ご理解の上、茅ヶ崎市南側地区中心に“サーフシティー茅ヶ崎”としての宣言、“名称の普及”“イメージ強化”をお願いし、漁港周辺公園整備を機会に、茅ヶ崎館の1930年ごろの写真に印された、木製のサーフボードを掲げる姿をモニュメントとして、公園内に日本のサーフィンの発祥地として、記念碑の設置をお願いいたします。

提案その3:国道134号線について

● 速度の減速をうながす特殊塗装をお願い (メロディー製作も可能)

● 車両等で訪れる外来者の一時駐車が可能なパーキングベイ設置のお願い

● 全ての交差点に横断歩道の併用をお願い

現在茅ヶ崎市の海岸線を平行に渡る国道134号線は、バイパス道路化し高速道路かと思われるほど猛スピードで走り抜ける車両が多く人身事故も発生し、暴走族の走行もたびたびあり大変危険です。そこで、高速走行車両にはガタガタと振動が伝わり、自動的に減速をうながす効果のある特殊塗装の実施をして、安全を確保する様お願いいたします。外来者がせっかく憧れの湘南茅ヶ崎の海岸線を車両で走行しても、現在は一時の駐車も許されず海岸の魅力に少しも触れることが出来ません、外来者が茅ヶ崎海岸の魅力に触れることが可能になりリピーターの増加に繋がる、一時駐車が可能なパーキングベイ設置をお願いいたします。また、134号線が拡幅2車線化に伴い立体歩道橋が設置されましたが、サーフシティー茅ヶ崎と歌うとおり様々なマリンスポーツの愛好者が、沢山市内外からこの134号を渡り海岸を目指します。そのマリンスポーツの愛好者は大きな道具を必要し、実際歩道橋に限った横断が不可能な場面を多く見かけます。そこでサーフシティーとして実際面の特例として134号線市内全ての交差点に、平面交差横断歩道も設置してマリンスポーツを歓迎する特色を打ち出す事をお願いいたします。

提案その4:雄三通りについて

一方通行計画推進をお願い

海に向かう道としてわくわくするデザインのお願い

数箇所の日除の有るベンチ、テーブルの設置をお願い

南口駅前から海岸に真っ直ぐに伸びる雄三通りは、海へ向かうプロムナードとして重要な位置づけが適切と思われますが、現在の姿は狭い通りに相互通行で、人、自転車、車両が混在し、お互いが煩わしく行きかっています。これを是非一方通行の計画を推進してゆったりした状態を確保し、路面デザインには訪れた人々が海に向かう道として、わくわくする様なデザインや植生のある魅力を創造していただくことをお願いします。また、この通りには多くの高齢者も利用者しておりますが、腰を下ろす施設も無く夏の強い日差しを避ける所もありません。そこで、数箇所の日除の有るベンチ、テーブルの設置をお願いします。夏のシーズンにサーフィンを含む海目的で多く訪れる、JR利用の皆さんにとっても、この直線を歩き通すには暑く疲れすぎます。そこに日除けの有るベンチ、テーブルがあれば、心地よく身体を休め、小休止には軽飲食などが進み、地元も利用者にも喜ばれるに違いありませし、再来したくなる要素になりますので是非お願いいたします。

提案その5:鉄砲通りについて

● 電柱機能を地下埋設ですっきりとした町並みをお願い

● 車両等で訪れる外来者の一時駐車が可能なパーキングベイ設置のお願い

● カラー歩道でムードアップのお願い

サーフシティー茅ヶ崎を探索される外来者にとって鉄砲通りは、車両から町並みをうかがうメインストリートになっています。しかし鉄砲通りを東側から西を望むと晴れ渡った日に見える雄大な富士山と町並みの織り成す素晴らしい情景も、無数に電線が遮り台無しにしています。この富士が望める恵まれた特質を輝かせる為に電柱機能を地下埋設ですっきりとした町並みと茅ヶ崎らしい植物をお願いします。また鉄砲通りは長い直線に魅力有るお店が最近は点在する様になりました、しかし気になるお店が有ったとしても、現在は停める事が不法になりますので、走り去るしか有りません、そこで、ちょっと車道に駐車してお店を覗く事が出来る、パーキングメーターをほどこした、パーキングベイの設置をお願いいたします。このパーキングメーター付きパーキングベイは西海岸を彷彿させ町並みのムードアップにもつながる施設でもあります。最近では茅ヶ崎市内でも歩道をカラーにして明るいムードが出た町並みも増えていますが、鉄砲通りはサーフシティー茅ヶ崎を探索される外来者にとってメインストリートですから、カラー歩道でムードアップを早期に実現をお願いいたします。

提案その6:駐車場について

● 茅ヶ崎漁港駐車場の休日に置いても一般開放をお願いします。

● 海岸青少年会館の一般開放をお願いします。

現在、外来から車で茅ヶ崎海岸にサーフィンや海岸利用を求めて訪れる人達にとって茅ヶ崎は海岸部の駐車場が少なく不便といわれています。またマリンスポーツ愛好家は大きな道具を必要とし、海岸部の好みのエリアに分散し向かう様子を考えますと、各地にも分散した駐車場が欲しいものです。そんなか、現在魚組占有の茅ヶ崎漁港駐車場においても休日開放を求めますし、海岸青少年会館の駐車場は比較的使用度が少なく見受けられますので、一般開放を希望いたします。
 
茅ヶ崎市がより魅力的になる様、以上の“サーフシティー茅ヶ崎まちづくり提案”を 第3回茅ヶ崎市サーフィン業組合総会を期にさせていただきます。


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