… 2009年度(21年度)事業活動報告 …

1. 概略
平成19年9月に上陸した台風の被害はいまだに深刻な状況にあります。
あれから3年が過ぎ、ようやく復旧工事も終わりましたが、いまだに海底の地形は安定せず理想的なサンドバーが形成されず、昔の姿には戻っていません。

運悪く、去年の10月にも、再び愛知県知多半島に台風が上陸し、湘南海岸でも被害を受けました。

茅ヶ崎ではチサンのヨシズが跡形もなくなり、通称クソ下のボードウォークも階段部分が壊されていました。

鎌倉方面も被害は甚大で七里ヶ浜の道路では海側の壁が崩され、由比ヶ浜の海岸線は砂が打ち上がり、道路は所々片側通行となっていました。一方、長者ヶ崎の先にある秋谷海岸の無料駐車場も高波にやられたのか閉鎖されていました。

そして最終目的地の三浦半島の三戸浜まで足を延ばして行ってみました。やはり、昔ながらのいい波がブレイクしていていました。38年前にやはり台風が上陸した時にここで初めてサーフィンしました。ここは南東の風に強くインサイドは浅いリーフで素晴らしいチューブが巻きます。また南西の風なら反対側の野比か三浦海水浴場でもサーフ可能です。

台風が近づき、茅ヶ崎がクローズドアウトしたら鎌倉や逗子のリーフに行き、上陸して南風が吹けば三浦半島でも波乗りが出来ます。そんな湘南の真ん中に位置する茅ヶ崎に住んでいて本当に良かったなあとつくづく思います。

しかし最近の台風は発生地点や進むべきコースが変則的でとても変です。
上陸する台風が、この3年で2回です。その両方とも湘南の海外線に大きな被害をもたらしています。こんな状況が長く続けばやがて砂浜は消え、西湘バイパスや七里ヶ浜の道路も通れなくなってしまうかもしれません!
いよいよ人間が台風をコントロールするしか方法はないのでしょうか?


2009年(平成21年)         
6月 26日 <通常総会開催>
●平成20年度事業報告及び収支決算について
●役員の選任について
●規約の改定(案)について
●平成21年度事業計画(案)及び収支決算(案)について

7月 14日 <理事会開催>
●組合「入会申込書」についての承認、個人の入会も可能にする
● <人工型岩礁>について
  各理事の意見
<中村副理事>: 賛成。予算が余ったらサザンビーチの砂浜を白い砂に入れ替えて下さい。
<伏見理事>: どちらとも言えない、方法によりけり。
<安田理事>: 速攻性のある方法で、賛成。
<三橋理事>: 茅ヶ崎漁港を中心としたグランドプラン「海づくり推進機構」に意見を取り入れる。推進委員として鈴木、伏見、渡辺3氏を推薦。
<鈴木理事>: 毎年3万立方の砂を投入するのはどうか?茅ヶ崎市ならび神奈川県に従う。
<吉松理事>: 葉山とか横須賀でやっている事業を調べ、工法とかのやり方を聞く。
<森副理事>: 賛成。
<江森理事>: 別になし。
※理事会の承認を得られる場合、茅ヶ崎市長、市議会、県議会あてに要望書を作成。

●茅ヶ崎市サーフィン業組合より藤沢土木事務所に要望書を提出しておいた工事が7月1日よりチサン正面で始まりました。
ここは3年前の台風で大部分の砂が持っていかれ、サイクリングロードからビーチに降りるところが非常に危険な状態となりました。ようやく階段が作られることになり、7月10日過ぎに完成予定となりました。
8 月 4日

<理事会開催>
●<海岸侵食>について藤沢土木研究センター石川氏より説明
汀線は確実に戻ってきてはいるが、しかし良い波が来るような海底の状況が浅くなるのには(1954年基準、現況は50M)さらに時間を要する。

中海岸への砂の投入計画は10年計画で行わなければならない。
(年間3万立方メートル×10年)

浚渫船を使用した砂の投入は予算的に難しい。
3万立方メートルの砂を短期間に投入するには交通事情、漁業に与える水の濁りの問題を考えると無理があるのではないか(検討の余地あり)。

人工物を海底に投入する事には否定的な見解。
取りあえず投入予定箇所は「白樺下」と決定。

今後やるべき事はどのようにしたら、この現状を多くの人に伝えるようにするにはどのようにしたら、良いか。(バケツリレー等)

●人工型岩礁/サーフィンリ−フに関する今後の課題
「ブーメラン型リ−フ」は、サーファーの安全性や材料費を抑えているため、サーフィンの稼働率、防災面で見た場合の波浪減衰率も低くなる傾向にある。今後、サーファーに安全なリーフの構成材料や、設置予定地点の海象特性を考慮したリーフ形状の検討をする余地がある。

●「アロハス フェスタ 茅ヶ崎」について


8 月 20日 <理事会開催>
●サーフィン組合認定スクールについて
(一般サーファーと識別する為のゼッケン、フラッグの作成)別紙参照
●「アロハスフェスタ 茅ヶ崎」会場にて
茅ケ崎海岸侵食のパネルの展示をすることの承認
10月 20日 <理事会開催>
●サーファーズパーティ茅ケ崎 2010日程、内容について

11 月 25日 <理事会開催>
●サーファーズパーティ 茅ケ崎 2010年、中止の件について
●サーフィン組合認定スクールについて、渡辺理事長からの提案
●第8回 茅ヶ崎なぎさシンポジウム報告−森副理事長
2010年(平成22年)  
1月 15日 <新年会>
市議会議員の柾木、滝口両氏にも来ていただきました。
両氏に裏パークの5号水路にある水道を何とかシャワーにしてくれませんかとお願い致しました。この後、市役所海浜課の協力のもと4月上旬にシャワーは仮完成となりました。
平成22年度中には、本格的なシャワーが出来上がる見込みです。

上記申請に対しシャワー設備が設置されました。(↓写真)
シャワーの写真

1月22日
<茅ケ崎市中海岸浸食関連のお知らせがありました>
茅ヶ崎漁港入口に堆積し漁船往来の安全確保の為、土砂約3千立米(ダンプ1台分が約5立米)を今週浚渫船で採取しています。
これを野球場前東側の水深4mほどの位置にサーフィンにも考慮して砂が投入されます。
これはサーフィン業組合から市へ2009年3月に要望した事が反映しました。
 

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